コップが曇る主原因は汚れの残留です。石鹸を適切に使って汚れを落としましょう。
アルカリ剤入りの石鹸で洗う
ケイ酸塩の入った固形石鹸や、炭酸塩(炭酸ソーダ)入りの粉石鹸で洗ってみましょう。粉石鹸は無香料の製品がお勧めです。
スポンジに石鹸を付けたらよく揉んで、泡をしっかり立てた状態で洗うのがコツです。泡が硬すぎる様なら水を少し足して軟らかく解します。泡が弱ってきたら石鹸を追加します。
アクリルたわしと石鹸で洗う
アクリルたわしに石鹸を付けて洗うのも、ガラスコップの曇り防止に役立ちます。石鹸の洗浄力と、細かい繊維が物理的に汚れを擦り落とすアクリルたわしの相乗効果が見込めます。
濯ぎは流水で
濯ぎは溜め濯ぎでは無く、流水濯ぎで手早く行います。できれば最低でも20~30℃の水温を確保しましょう。
濯ぎ待ちのコップに、他の物を濯いでいる水がかからない様注意しましょう。余り水がかかるとコップに付いている石鹸が薄まり、汚れの再付着が起きます。
溜め濯ぎがNGな訳
溜め濯ぎは、食器表面で汚れを捕まえている石鹸を大量の水で薄めているのと同じ事です。薄まった石鹸は界面活性作用を失い汚れを手放し、その汚れが食器に再付着します。
流水濯ぎの前に、桶に溜めた水にサッと通して……という方法が紹介される事もありますが、これも同様の理由でお勧め出来ません。
お湯で濯ぐと更にスッキリ
濯ぎの最後を熱めのお湯で締めくくると水滴の跡が付きにくくなります。水滴の跡が多少残った時は、乾いた布巾で拭き取ります。