バスタオルなどについた黒い斑点は、黒カビであることが殆どです。
残念ながら、繊維についた黒カビは煮洗いや漂白でも落とせません。予防を第一に考えます。
黒カビの出やすい布製品
黒カビが発生しやすいのは、厚みがあり、保水性がよく、カビの餌になる汚れが付きやすい製品です。典型的なものを以下に挙げます。
- タオルや布巾、雑巾類
- 布オムツ
- 食事用エプロン
黒カビの予防策
直ぐに洗濯できない場合は、洗濯待ちの間に出来るだけ湿気と汚れを減らす事が肝心です。
それが難しい場合はセスキ炭酸ソーダ等を溶かしたアルカリ性の水に浸け置きをして洗濯を待ちます。
タオルや布巾
使用後のタオルなど、湿った布製品は洗濯待ちの間出来るだけ広げておきます。
湿ったまま丸めて洗濯カゴや洗濯槽に入れるのは止めましょう。高い確率で黒カビが生えます。
雑巾
雑巾は使用後に水洗いするだけでは汚れがきちんと落ちない事があり、その結果黒カビが生えることがあります。
激しく汚れた時はお湯と石鹸でしっかり洗いましょう。ある程度枚数がある場合は洗濯機で洗うと楽です。洗濯板で洗う、束子で酷い汚れを擦る等も効果的です。
「雑巾」にせず古タオルのままで
古タオルを折りたたんで雑巾として縫い上げると厚みが出ます。厚みが出ると乾きにくく、結果として黒カビを呼ぶこともあります。
古タオルの生地が比較的しっかりしている場合は、縫わずに古タオルの状態のまま掃除に使いましょう。
生地が重なっていない為に乾きやすく、黒カビの発生を抑えられます。
掃除をする時も、一面が汚れたら折り方を変えてきれいな面を出しつつ拭けるので効率的です。
布おむつや食事用エプロン
排泄物や食べ物等で激しく汚れています。まずは固形の汚れを落とし、直ぐに洗える場合は石鹸で洗います。
直ぐに洗えない場合は、水洗いなどでざっと汚れを落とした後にアルカリ剤水溶液で浸け置きをします。
※参考→「おむつの汚れ(下処理)」(汚れ別逆引き事典)