血液汚れは時間の勝負
血液汚れは、時間が経てば経つほど落としにくくなります。できるだけ早く処理することが大切です。
応急処置:アルカリへの浸け置き
汚れが付いた応急処置としては、セスキ炭酸ソーダを溶かした水に浸しておきます。
血液の主成分であるタンパク質がアルカリによって分解され落とし易くなります。
浸け置きが出来ないとき
汚れた場所にアルカリスプレー液を拭きかけておくだけでも汚れ落ちが違ってきます。
外出中に交換した使用済の布ナプキンもアルカリスプレーで処理しておくと後が楽です。
石鹸で洗う
出来るだけ早い内に石鹸でしっかり洗います。
このとき、40℃以上の熱いお湯は使わないようにします。タンパク質は熱で凝固するため、却って落としにくくなります。
血液の染みの落とし方
染みになったら過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)で漂白します。
大根おろしでも
古くなって落ちにくくなった血液の染みは、大根おろしで薄く出来ることがあります。
大根おろしをガーゼにくるんで染みの部分を丁寧に叩いてみて下さい。大根に含まれる酵素の働きでシミが分解されるという、昔からの生活の知恵です。
2020年2月改訂(2009年11月初出)