風呂の残りでの洗濯は大変に意義のある事です。石鹸が良く溶け、洗浄力が上がり、節水になり、水道代も節約できます。
残り湯の汚れについて心配する向きもありますが、一般家庭の残り湯はそれほど汚れていません。余程酷い濁りや悪臭がしていない限りは洗濯に使えます。
湯上がりに炭酸ソーダを入れておく
湯の汚れが気になる時は、入浴後に大さじ1杯程度の炭酸ソーダ(炭酸塩)や過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)を残り湯に入れておきます。雑菌の繁殖が抑えられ、悪臭などの発生も抑えます。
最後の濯ぎは水道水で
残り湯は、水道から汲みたての水よりは確かに汚れています。しかし、石鹸を適正に使えていれば、その汚れは石鹸によって洗い流されます。衣類を汚す心配はほぼありません。
濯ぎにも残り湯は使えます。水温が高い為、効率的に濯げます。ただし最後の1回の濯ぎは水道水で行いましょう。
入浴剤を入れた場合
入浴剤の包装を確認しましょう。使えない製品にはその旨記載があります。
注意が必要な入浴剤の例
入浴剤の濃い色が付いた残り湯で、洗濯物を長時間浸け置くのは控えます。
酸性の入浴剤は石鹸のアルカリ性を中和するので洗濯向きではありません。(酸性の温泉の湯の華など)
食品系の入浴剤を大量に入れた残り湯も洗濯向きではありません。(ミカンの皮、酒、牛乳など)
2020年2月改定(2000年8月初出)