水洗い可のぬいぐるみは定期的に丸洗いするとさっぱりします。
丸洗いできないぬいぐるみはセスキ炭酸ソーダ等を利用して拭き洗いするとよいでしょう。
1. 丸洗い
- 目立たない部分を石鹸水で濡らしてタオルで押さえ、色落ちしないか確かめる。
- 付属品や服など、取り外せる部品を取り外す。
- タライや洗面台にぬいぐるみが浸る程度のぬるま湯を溜め、十分に泡立つ量の石鹸を溶かす。
- ぬいぐるみを石鹸液に浸して静かに押し洗いする。
- 汚れが酷い部分には石鹸を直接付け、ナイロンネットや洗濯ブラシ等で毛並みに沿って擦る。
- 石鹸液の汚れ方が酷い場合は、石鹸液を作り直して再度洗う。
- 洗濯機の脱水槽を利用して軽く脱水してからきれいな水で押し洗いのようにして濯ぐ。これを何度か繰り返す。
脱水機にかける時は、バスタオルにくるんでごく短時間かけるようにする。 - 濡れているうちにブラシで毛並みを整える。
柔らかいブラシで、逆毛を立てるようにブラッシングすると毛が起き上がってふさふさ感が戻り易い。 - 形を整えて、風通しのよい日陰で十分に乾燥させる。
◆ヒント
汚れがそれほど酷くない時は、濯ぎが簡単なセスキプラス、ナチュウォッシュで洗うのも良いでしょう。
ナチュウォッシュには、助剤として少量の合成界面活性剤が配合されています。合成界面活性剤を避けたい場合にはセスキプラスがお勧めです。
2. 拭き洗い
電子回路の入ったぬいぐるみや、ジョイントが入ったテディベアなど、丸洗いできないぬいぐるみに。
- セスキ炭酸ソーダ水溶液を作る。
使用量の目安:水500mlにつき小さじ1 - セスキ炭酸ソーダ液に浸して絞った布で毛を掬い上げる様にして全体を拭く。
- きれいな水で絞ったタオルでもう一度全体を拭く。
- ブラシ等で毛並みを整え、陰干しして乾燥させる。
◆ヒント
アルカリスプレーをぬいぐるみ全体に吹きかけ、よく絞った濡れタオルで拭くという方法もある。この場合、通電部分にスプレーを吹きかけないよう注意。
2021年3月改訂(2011年4月初出)