原料や作り方が違う
粉や液体、固形などさまざまな形態の石鹸があるのは、原料や作り方が違う為です。原料や作り方が違うので出来上がる物質も違い、その形状も違ってくるという事です。
固形石鹸を水で薄めて液体石鹸を作っている訳ではないのです。
※参考→「固形石鹸を水で溶かせば液体石鹸になるの?」
固形石鹸・粉石鹸:脂肪酸ナトリウム
石鹸は、原料油脂とアルカリを反応させて作ります。そのアルカリ剤に水酸化ナトリウムを使うと「脂肪酸ナトリウム」となり、固形の石鹸ができます。
粉石鹸も脂肪酸ナトリウムです。脂肪酸ナトリウム(固形石鹸)を製造し、それを粉状に加工して作ります。
液体石鹸:脂肪酸カリウム
原料の油脂と反応させるアルカリ剤に水酸化カリウムを使うと「脂肪酸カリウム」となり、液状の石鹸ができます。
ただ、脂肪酸カリウムの水分を減らして固形石鹸のような見た目に仕上げる事は出来ます。
2020年2月改訂(2009年11月初出)