石鹸の性質は、どんな脂肪酸が原料に含まれているのか、そしてどんな種類のアルカリ剤...
石鹸の性質は、どんな脂肪酸が原料に含まれているのか、そしてどんな種類のアルカリ剤を使っているか、この2つでほとんどが決まります。
脂肪酸は石鹸の洗浄力のもとになっています。比較的低温でも溶けるが洗浄力はそこそこ、高温でないと溶けないが洗浄力は抜群、洗浄力はよいが皮膚刺激性があるなど、脂肪酸によってさまざまな違いがあります。
このような脂肪酸の特徴を知ることは、洗濯用、身体用など、自分と相性のよい石鹸選びにも、とても役立ちます。
天然の油脂に含まれる単体脂肪酸には、次のようなものがあります。
名称 | 構造式 | 炭素数・二重結合数 | 多く含んでいる代表的な油脂 | |
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飽和脂肪酸 | 酪酸 | C3H7C00H | C4 | |
カプロン酸 | C5H11C00H | C6 | ||
カプリル酸 | C7H15C00H | C8 | ||
カプリン酸 | C9H19C00H | C10 | ||
ラウリン酸 | C11H23C00H | C12 | ・ヤシ油 ・パーム核油 |
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ミリスチン酸 | C13H27C00H | C14 | ・ヤシ油 ・牛脂 |
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パルミチン酸 | C15H31C00H | C16 | ・木蝋 ・牛脂 ・米ぬか油 |
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ステアリン酸 | C17H35C00H | C18 | ・牛脂 | |
不飽和脂肪酸 | オレイン酸 | C17H33C00H | C18:1 | ・オリーブ油 ・綿実油 ・大豆油 ・米ぬか油 ・牛脂 ・豚脂 ・魚油 ・鯨油 |
リノール酸 | C17H31C00H | C18:2 | ・綿実油 ・大豆油 ・米ぬか油 |
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リノレン酸 | C17H29C00H | C18:3 | ・アマニ油 | |
リシノレン酸 | C17H32(0H)C00H | C18:1 | ・ヒマシ油 |
代表的な脂肪酸の洗浄力の違いと、それを参考にした具体的な石鹸の選び方については、関連サイト:読んで美に効く基礎知識の「おしえて!おそらさん お肌の保湿力キープのために出来ることって?
」で詳しくご説明しています。
2009年11月改訂
心地よい香りでリラックスしてもらえるような、そんな石鹸を目指して作りました。ラベンダーとオレンジがミックスした爽やかでやさしい香りです。溶け崩れしにくい枠練りタイプ。
495円〜1,430円(税込)
石けんの発祥の地、シリアの石けん。オリーブオイル60%、ローレルオイル40%。ローレルオイルはスパイシーな香りとサッパリとした使用感が特徴。洗髪にも向いています。
990円(税込)