石鹸は弱アルカリ性
石鹸とは脂肪酸ナトリウム(固形・粉)または脂肪酸カリウム(液体)の事である。そう定義すると、すべての石鹸は弱アルカリ性です。
石鹸が弱アルカリ性である理由
脂肪酸ナトリウムは、脂肪酸(弱酸)と水酸化ナトリウム(強アルカリ)が反応したものです。
脂肪酸カリウムは、脂肪酸(弱酸)と水酸化カリウム(強アルカリ)が反応したものです。
いずれも弱酸+強アルカリの組み合わせでできた化合物。強アルカリが弱酸によって少し弱められて、最終的に弱アルカリ性の石鹸という物質が出来上がるという訳です。
石鹸のpHは?
身体に使えるような石鹸のpHは大体10前後です。
洗濯用などアルカリ助剤が入った製品では大抵の製品がpH11以下の弱アルカリ性となっています。
pHとは
pH(ピーエッチ)とは、アルカリや酸の強さを表す数値のことです。0から14までの数字で表されます。
中間の「7」が中性となります。それより数字が小さくなるほど酸性が強くなり、数字が大きくなるほどアルカリ性が強くなります。
2022年6月改定(2012年12月初出)