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目次
実践編  衣類のお手入れ
実践編

● 洗濯石けんの上手な選び方

2. 炭酸塩の配合割合で選ぶ

洗濯用石けんには、粉石けん、固形石けん、液体石けんがありますが、ここでは洗濯機での洗濯に使われる、粉石けんと液体石けんについて考えます。

粉石けんには、アルカリ助剤として炭酸塩を加えた「添剤入り」と炭酸塩を加えない「無添剤」があります。 洗濯用粉石けんの場合、無添剤では純石けん分94%以上、添剤入りは純石けん分50%以上と規定されています。
液体石けんには、炭酸塩のようなアルカリ助剤が含まれていません。
アルカリ助剤を含まない石けんは毛・絹洗いや手洗いに適しており、アルカリ助剤を含む粉石けんは、洗濯機での日常着の洗濯に適しています。
(炭酸塩とその役割については、理論編「炭酸塩のはなし」を参照してください。)

炭酸塩の配合割合は、商品によって15%〜40%ぐらいまでさまざまなので、水質や汚れ具合を考えて、適当な配合割合のものを選ぶことが大切です。
例えば、汚れ方の激しい洗濯物が多い家庭では、炭酸塩の割合の多い粉石けんのほうが汚れが良く落ちますし、あまり衣服が汚れていない場合は、炭酸塩の割合が少なくてもうまく洗濯できます。
また、水の硬度が高くて金属石けん(石けんカス)が出やすい場合は、炭酸塩の割合の多い粉石けんを使うほうが良いのです。
多人数が入浴した後のお風呂の残り湯を洗濯に使うときは、汚れや硬度成分が多く含まれているので、炭酸塩の割合が多いものが適当です。

炭酸塩を別に用意しておき、汚れのひどいものを洗うときや、残り湯の汚れが気になるときに、大さじ1〜2杯を加えて使うこともできます。

液体石けんは手軽に使うことができますが、アルカリ助剤を全く含んでいないか、含んでいても量が少ないので、汚れや金属石けんに弱いことに注意しなければなりません。

日常着の洗濯に液体石けんや無添剤粉石けんを使うときには、アルカリ助剤として、適量の炭酸塩かセスキ炭酸ソーダ(手に入らない場合には、酸素系漂白剤で代用できます)を洗濯液に加えて使うようにしましょう。

(2000年7月)

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