石鹸と酸素系漂白剤、両方入れて洗濯すれば漂白もできて一石二鳥? 残念ながら違います。その理由とは?
無添剤石鹸で洗濯をするときに、「石鹸洗濯に起こりがちな黄ばみ黒ずみを解消できる(注1)」として、酸素系漂白剤(注2)を加えるよう勧められることがあります。しかしそれはあまり意味がありません。理由は以下の通りです。
無添剤石鹸で洗濯するとき、助剤に適した炭酸ソーダが手元にない。そんなときに炭酸ソーダの代用品として過炭酸ナトリウムを使うことには意味があります。石鹸液の中で過酸化水素を放出した過炭酸ナトリウムは、炭酸ソーダになるからです。過酸化水素の分、炭酸ソーダの分量は少ないので、純粋な炭酸ソーダよりも少し多めに使う必要があります。
注1:洗濯石鹸を適正に使えていれば、衣類がことさらに黄ばんだり黒ずんだりすることはありません。
注2:「酸素系漂白剤」には、過炭酸ナトリウム(過炭酸ソーダ)のほかにも過ホウ酸ナトリウム、過酢酸などがあります。日本の一般家庭では過炭酸ナトリウムが主流になっているので、ここでは過炭酸ナトリウムに限って解説しました。
2009年11月11日