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目次 アルカリと洗浄
はじめに
アルカリとは
主役から脇役へ
〜アルカリ助剤について〜
「純石けん分99%」
洗濯用粉石けん
炭酸塩と酸素系漂白剤
石けんを上手に使う
脇役から準主役へ
〜アルカリ洗浄、重曹、
セスキ炭酸ソーダ、
炭酸ナトリウム〜
   

「純石けん分99%」洗濯用粉石けん

ここ十数年前から、「純度が高いほど高品質」だから、洗濯用粉石けんも炭酸ナトリウム(塩)の入らない無添加の方が良いという某石けんメーカーの主張が一定の影響力をもってきました。
しかしながら、炭酸塩無添加の純石けんによる洗濯は以下のような問題があります。

1:有機物である石けん分の使用量を不必要に大幅に増やす。

例えば、自然丸の粉石けん(炭酸塩40%配合)と炭酸塩を配合しない純石けん分99%のシャボン玉スノールを比較してみましょう。

自然丸 標準使用量:水30リットルに対し40gです。
炭酸塩が40%配合ですから石けん分は24gとなります。
スノール 標準使用量:水30リットルに対し35g
スノールは、自然丸に比べ約1.5倍も石けん分を多く必要とします。

石けんはアルカリ領域でのみ洗浄力を発揮します。皮脂汚れは分解して弱酸性の脂肪酸ができ、洗浄液は酸性に傾きます。そうなると、洗浄力は低下します。アルカリ緩衝剤である炭酸ナトリウムは洗濯用石けんには不可欠のものです。
石けんといえどもその使いすぎは環境への負荷を高めることになります。

2:酸性石けんを生成し、衣類の黄ばみや異臭の原因となる。

酸性石けんについては、理論編「石けんカスと酸性石けん」を参照してください。

3:価格が高い。

JIS規格によれば、純石けん分94%以上(99%である必要はない)で無添加の粉石けんは、ウール、絹洗いに適したものです。それ自体の価格が高いうえ、通常の洗濯に使用する場合はアルカリ助剤を添加する必要があり、非常に高くつきます。

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