酢酸・お酢とは

「お酢」の酸っぱさの成分

酢酸はお酢に4~5%含まれる、酸っぱさの元になる成分です。

クエン酸と違って揮発性なので、ツーンとする刺激臭があります。自然界の中にも様々な形で存在し、合成繊維(ビニロン)や合成樹脂の主要原料にもなります。

利用法

酢酸が含まれているお酢は昔からいろいろな場面で使われてきました。

調味料や食料品の防腐剤、卵酢やバーモント療法(リンゴ酢と蜂蜜を使った民間療法)などの民間薬として。また、刺激臭を利用して気付け薬にもなります。

水回りやヤカン・保温ポットの水垢落としや、石鹸シャンプー後のヘアリンスとしても役立ちます。

化学名 酢酸
化学式 CH3COOH
英語名 acetic acid
酢酸の特徴
  • 食酢の成分で、2%水溶液でpH2~3の酸性を示す。
  • 「酢酸臭」と呼ばれる独特の酸っぱい臭いがある。
  • 市販の「酢酸」は濃度が様々。使う際には食酢相当の水溶液にしておく。(5%程度)
  • 食酢を掃除に使う場合は「アルコール酢(ホワイトビネガー)」がお勧め。醸造用アルコールを発酵させて作る酢で、成分が純粋な酢酸水溶液と似ている。
酢酸が得意なこと
  • カルシウムなど、ミネラル系の固い汚れを溶かす。
  • 酸に弱い微生物類の除去・繁殖抑制。
  • アルカリ性の物質を中和する。(洗浄、臭い消し)

使用例

  • 水回りやヤカンの水垢落とし。
  • トイレのアンモニア臭対策。
  • 石鹸シャンプーでアルカリ性に傾いた髪のpHを弱酸性に戻す。
  • 石鹸洗濯の仕上げ剤。
酢酸が苦手なこと
  • いわゆる「洗浄力」はほとんど無い。洗濯用洗剤には向かない。
  • 酸性の物質による悪臭には効果が薄い。
使うときの注意点
  • 大理石には使わない事。大理石の主成分は炭酸カルシウムなので、酸で溶ける。
  • 粉や水溶液が目に入ると強い痛みがある。清潔な水で十分にすすぎ流し、痛みが残る場合は医療機関に相談する。
  • 食酢に含まれる成分なので、ごく少量なら口に入っても差し支えない。大量に飲み込んだときは適切な医療機関に相談する。
「氷酢酸」について
  • 純度が99%以上の酢酸は「氷酢酸(ひょうさくさん)」と呼ばれる。気温が下がると凍ったように凝固するのが名前の由来。
  • 引火性や腐食性があり、消防法による「危険物」に制定されている。(第四類・引火性液体「第二石油類」。灯油と同類)
  • 一般家庭での使用はあまりお勧めでは無い。

2020年12月改訂(2009年11月初出)

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