さよなら合成洗剤(鶏鳴――合成洗剤追放の原点)

石川 貞二

日本消費者連盟の機関誌「消費者レポート」450号(1981年11月27日)から498号(83年3月27日)まで、「鷄鳴」という囲み記事で45回にわたって連載された「合成洗剤追放への原点」という私のエッセイを、生活と科学社さんがホームページで再現してくれることになりました。

何分20年近くも昔のことで、いま現在の私の考えと些か違っている点も無きにしも非らずですが、大筋では間違っていないと思い承諾しました。ただ同時進行で、「鳥羽の海から・日本の石けん運動の歴史」という題でも寄稿することになってしまったので、内容が重なることも往々にして起こりそうです。その点はご寛容ください。

また「鷄鳴」の文で、どうしても訂正したいことや、補足したいことが出てくると思うので、その都度加筆させてもらいますが、おかしいと思われる点がありましたら、ドンドンご指摘ください。今年古希を迎えた身にとって、50代前半のまだまだ青臭い論説に、懐かしさよりも恥ずかしさを覚えます。 

※このコーナーでは、石川貞二さんの文章をそのまま掲載しています。当「石鹸百科」とは異なる見解が含まれていることがあります。