合洗企業の社名に「石鹸」

合成洗剤メーカーが、消費者団体主催の講演会で、一体どんな話をしているのか、仲間の...

合成洗剤メーカーが、消費者団体主催の講演会で、一体どんな話をしているのか、仲間の一人が出席した結果を伝えてくれました。その日使われたレジュメも同封してくれました。「2時間以上もメーカーサイドの話を聞かされ、久しぶりにものすごく腹が立ちました。満足のいく反論ができなくて(時間の関係)くやしい限りでした」と書いてこられました。

資料を読んで特に感じるのは、自分たちに都合の悪い研究報告は、まったく取りあげていない点です。例えば水質のことでは、分解性とリン問題について述べてあるだけで、水棲生物に与える影響については一言も出てこないのです。

講演内容では、皮膚障害について「濃度を守ること、水仕事のあとは、油分をハンドクリームなどで補ってほしい」とはっきり言っています。つまりその必要があるわけです。またすでにこの欄で書いたことですが、「植物の影響があっても人間とは関係ない。ビール、紅茶でも影響がある」とか、「下水処理すれば環境問題は解決する」とか、あげくの果てには、せっけんが合成洗剤にくらべて、ずい分欠点だらけの洗浄剤であることを強調しています。

そんなにせっけんが悪いものならば、この講師の属している会社は、なぜ、○○石鹸株式会社という名前を使っているのでしょうね。今すぐにでも○○合成洗剤株式会社と名前を変更しなくてはいけないと思うのですが、どんなもんでしょうか。

合成洗剤メーカーの人も消費者リポートを当然読んでいるのでしょう。この記事(1982年末)が出たら、いつの間にか花王石鹸株式会社はただの株式会社花王に変わってしまいました。

※このコーナーでは、石川貞二さんの文章をそのまま掲載しています。当「石鹸百科」とは異なる見解が含まれていることがあります。

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