酢酸の使い方
酢酸(CH3COOH)
acetic acid
■ 特長
- 食酢の成分で、水溶液はpH4〜5の弱酸性を示します。
- 酢酸臭とよばれる独特の酸っぱい臭いがあります。
- 100%酢酸は氷酢酸と呼ばれ、引火性や腐食性があるので、家庭では取り扱わないほうが無難です。家庭では、日本薬局方の30%酢酸か、食酢(酢酸濃度は5%前後)を使用すると良いでしょう。
- 醸造用アルコールを発酵して作られたアルコール酢(ホワイトビネガー)の成分は、純粋な酢酸水溶液に近く、掃除に使うのには向いています。米酢や穀物酢、果実酢には、酢酸以外にうまみ成分が多く含まれています。
- 30%酢酸は6倍に薄め、食酢相当の5%水溶液にしておくと、取扱いが便利です。以下、5%酢酸と食酢を総称して「酢」と記述しています。
● 石けんシャンプー後のリンスに
石けんでシャンプーした直後の髪はアルカリ性に傾いているので、髪本来の弱酸性に戻すために、酢で中和してやると快適です。
洗面器1杯のお湯に、さかずき1杯(約30ml)の酢を溶かし、髪全体に行き渡らせた後、良くすすいでください。
● 石けん洗濯後の仕上げ剤として
石けんで洗濯した衣類は、柔軟剤などを使わなくてもフワフワになりますが、もっとフワフワに仕上げたいときは、衣類に残ったアルカリ分を中和してやると良いです。
十分にすすいだ後、すすぎの水が透明になったら、さかずき1杯(約30ml)の酢をすすぎ水にとかし、しばらく洗濯機を回して、衣類にまんべんなく行き渡らせた後、脱水して干します。
● 電気ポットの内側のお手入れに
電気ポットの内側には、使っているうちに、白い汚れがついたりざらつきが出てきたりすることがあります。
水に含まれるカルシウムなどのミネラル分が付着したもので、人体に害はありませんが、あまりたくさん付着すると、ポットの性能を低下させることもあります。
このような汚れを取るには、コップ1杯(約200ml)の酢(容量2〜3リットルのポットの場合。ポットの容量によって、量は加減してください)を入れてから水を足して満水にし、約1時間ほど通電してください。
その後、湯を捨て、残っている汚れをナイロンネットなどでこすり取った後、良くすすいでください。
浄水フィルターのついているポットの場合は、フィルターをはずしてからお手入れしてください。
沸騰中の酢酸臭が強いので、酢のにおいが気になる場合はクエン酸を利用してください。
● 水回りのお掃除に
水まわりに、水ハネの跡が白くこびりついてとれにくいときは、酢をつけてしばらくおいてからこすると、良く落ちます。使い捨て布やキッチンペーパーにしみこませて湿布するのも効果的です。温めるとさらに効果が上がります。
● 黄ばんだ畳に
黄ばんだ畳は、薄い酢水(水2リットルにコップ半分程度の酢を溶かしたもの)に浸したぞうきんを固く絞って、畳の目にそって軽く拭くと、黄ばみが少し取れます。
●トイレの消臭に
水で2倍に薄めた酢を霧吹きに入れておき、臭いの気になるところにスプレーすると、嫌なアンモニア臭が中和されて消えます。
他にもいろんな使い方ができます。
「地球にやさしいお掃除」のサイトや「天使は清しき家に舞い降りる(集英社)」の本にも、酢酸を使ったレシピがたくさん紹介されています。
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