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「セスキ炭酸ソーダ」の「セスキ」とはどういう意味?

「セスキ」は化学用語で「2分の3」を表す接頭語で、ラテン語に由来しています。化学...

「セスキ」は化学用語で「2分の3」を表す接頭語で、ラテン語に由来しています。化学用語に用いられる、数を表す接頭語には、次のようなものがあります。(ラテン語由来のものと、ギリシャ語由来のものがあります。)

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 12 1/2 3/2
mono di, bi tri tetra penta hexa hepta octa nona deca dodeca hemi sesqui
モノ ジ、バイ トリ テトラ ペンタ ヘキサ ヘプタ オクタ ノナ デカ ドデカ ヘミ セスキ

「セスキ炭酸ソーダ(sesqui・carbonate)」は「炭酸ソーダ(carbonate)」と「重炭酸ソーダ(重曹)(bi・carbonate)」がほぼ半分ずつの割合で混ざったものなので、「単なる(=1)炭酸ソーダ」と「2の炭酸ソーダ」の中間という意味で「2分の3の炭酸ソーダ」即ち「セスキ炭酸ソーダ」となったわけです。

...と書くと「炭酸ソーダと重曹が混ざってセスキができる」ようですが、実は自然界にそのままの形で存在するのはセスキ炭酸ソーダ(トロナセスキ鉱石)なのです。トロナ鉱石は各種アルカリ剤の原料。炭酸ソーダも重曹も、トロナ鉱石から作られることも多いのです。セスキにしてみれば「こっちが本家本元なのにこんなネーミング、失礼しちゃうわ!」かもしれませんね。

2009年11月11日改訂