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石鹸は合成洗剤より汚れ落ちが悪い気がしますが?

いいえ、そんなことはありません。石鹸は合成洗剤に負けない高い洗浄力を持っています...

いいえ、そんなことはありません。石鹸は合成洗剤に負けない高い洗浄力を持っています。もし、石鹸の汚れ落ちが悪いと感じるなら、それは石鹸の能力を充分に引き出せていないからかもしれません。

石鹸の持っている高い洗浄力を十分に引き出すためには、きちんと泡の立った状態で洗うことが大事。汚れが落ちるのは泡の力だけではありませんが、汚れを落とせるだけの洗浄力があるときは必ず泡立つので、泡は洗浄力が十分あるかどうかの目安になるのです。

石鹸の泡立ちが悪い(つまり、洗浄力がない)原因はいくつかあります。

  • 石鹸が溶けていない(撹拌力の不足、水温が低すぎる、など)
  • 必要量を使っていないので、石鹸が洗浄力を発揮できる濃度(臨界ミセル濃度)を下回っている
  • 石鹸を溶かした水が酸性に傾いている
  • 石鹸が水中のミネラルと反応している

泡立たないときは、これらに当てはまっていないかチェックしてみましょう。

ところで、白い衣類の場合は石鹸で洗うと白さが少しくすむように感じられることがあります。これは、石鹸に蛍光増白剤が入っていないからです。蛍光増白剤とは、衣類に白い色を付けて白さを強調する成分。多くの合成洗剤に配合されており、また白い衣類の中には製造段階で蛍光増白剤が使われることもあります。このような衣類を石鹸で洗うと、汚れと一緒に蛍光増白剤も落ちるため、「輝く」白さではない「自然な」白さに戻るのです。

逆に、合成洗剤で何度も洗って白っぽく色落ちしたような衣類の色柄が、石鹸で洗うとくっきりよみがえることもあります。これも、衣類に付着していた蛍光増白剤を石鹸が洗い流したのが原因。このことも、石鹸の汚れ落ちの良さを物語っていますね。

2010年5月15日初出

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