食器洗い乾燥機庫内の洗浄・臭い取り

食器洗い乾燥機庫内につく白い水垢や臭いの掃除方法です。

食器洗い乾燥機の水垢落とし

庫内の白い汚れの主成分は炭酸カルシウムです。水道水中のミネラル分（カルシウムなど）が析出したもので、ヤカンや電気ポットの中に貼りつく水垢汚れと同じです。カルシウムは金属なので酸で溶かして落とすことができます。

水垢の掃除方法（4～5人サイズの食器洗い乾燥機の場合）

1. 食器洗い乾燥機の中に食器が入っていないことを確かめる
2. クエン酸10～50gを庫内に入れる
3. 扉を閉じてスイッチを入れ、洗い～すすぎまで一通り運転する
4. 水垢が落ちきっていないときは同じ手順をくり返す

酸の量を増やすと水垢落としの効き目は強くなりますが、その分庫内の金属部品が酸で傷む可能性も高くなります。酸の量や濃度を上げすぎたり、酸の水溶液を庫内に長いあいだ溜めっぱなしにしたりしないよう気をつけましょう。

過炭酸ナトリウムの配合量が多い食器洗い乾燥機専用洗剤を常用していると、庫内に水垢が溜まりにくくなります。台所用の過炭酸ナトリウム（酸素系漂白剤）を専用洗剤として使ってもよいでしょう。

食器洗い乾燥機の臭い取り

食器洗い乾燥機庫内に饐（す）えたような不快な臭いがこもることがあります。そのようなときは、まず排水部分のメッシュ部品（「残菜フィルター」などと呼ばれる部品）を確認しましょう。ここに細かい食べものの欠片が引っかかったまま傷み、臭いの元になっていることがあります。

フィルターを掃除しても臭いが取れないときは、過炭酸ナトリウムで庫内を洗ってみましょう。過炭酸ナトリウム小さじ1～2を入れてワンサイクル運転すると臭いが取れることがあります。普段から、過炭酸ナトリウムの配合率が高い食器洗い乾燥機用洗剤を使うのも臭い防止に効果的です。