古い角質をしっかり落としたいから、ナイロンタオルで力を込めて体中ゴシゴシ.......
古い角質をしっかり落としたいから、ナイロンタオルで力を込めて体中ゴシゴシ......こんな洗い方をしていませんか。
身体を洗うとき、あまりゴシゴシこすると肌の表皮に存在する角質層バリアが傷つけられてしまいます。このバリアは、外界からの刺激物や病原菌が体に入らないように守ってくれるとても大事な存在。そこに傷が付くと、さまざまな刺激が皮膚に侵入しやすくなり、かさつきやかゆみ、湿疹など肌トラブルの原因になります。
古くなって不要になった角質は、入浴することでそのほとんどが自然に落ちてゆきます。だから「剥がさなければ!」と躍起になる必要は全くありません。ゴシゴシ洗いで傷ついた角質層が元に戻るのには2週間以上かかるともいわれ、そのあいだ肌は無防備な状態になるわけです。ゴシゴシ洗いは百害あって一利なしです。
では、どんな洗い方がよいのでしょう。顔を洗うときを思い出してください。泡で優しく包むように洗いますね。それと同じに考えればよいのです。
泡を肌にのせると、泡の網目の中に汚れが吸い取られてゆきます。ナイロンタオルに石鹸をなすりつけ、泡出せないままゴシゴシするより、泡をふんわりと肌にのせるだけの方が、ずっと洗浄力があるのです。ホコリや雑菌、余分な皮脂や汗など、肌から洗い流したい汚れは泡だけで十分に落ちます。
身体を洗うのに必要な量の泡は、泡立てネットなどを利用すると簡単にできます。食器洗い用の大きめのスポンジも体洗いの泡立て用にはお勧めです。洗面器いっぱいに泡立てておき、その泡で全身を洗うというアイデアもあります。液体石鹸なら、泡ポンプを使って簡単に泡立てることもできます。泡立てネットによる泡立てについては、洗顔石鹸の泡立て方をご参照ください。
【石けん楽会に投稿されたゆらさんほか、数名のアイディアをいただきました】
2010年7月初出