アルカリの歴史

昔は植物の灰で洗っていた

純粋なアルカリ剤がなかった昔は、陸海に生える植物の灰が洗浄に使われていました。

植物の灰にはアルカリである炭酸カリウムや炭酸ナトリウムが豊富に含まれています。それを水に浸すと、その上澄みは灰汁(あく)と呼ばれる強いアルカリ性の溶液になるからです。

ちなみに石鹸の「鹸」には「あく」という読み方もあります。

旧約聖書の記述にも

アルカリは汚れの中の油分と反応して一種の石鹸になり、それが汚れ落としに役立ちます。このように便利な作用がある灰汁は、洗剤や漂白剤として古くから使われてきました。染色用の薬剤として役立つ事もありました。

旧約聖書には「石鹸」についての記述がありますが、これも、実は灰汁=アルカリ水溶液であったと考えられています。

生まれはナイル川流域?

原始的な石鹸は、ナイル川沿いの「肥沃な三日月地帯」に発生した古代エジプト文明(紀元前約2300年)のころに偶然生み出されました。

獣を丸焼きにするとき、薪が燃え尽きた灰に獣脂がしたたり落ちます。それが鹸化反応を起こしたと考えられています。

石鹸は平たく言うと「油脂を強アルカリで煮たもの」です。この場合は熱々の灰が「アルカリで煮る」役目を果たしたわけです。

2022年2月改訂(2009年11月初出)

石けん百貨取扱い商品

アルカリ剤とアルカリ剤を利用した製品

過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)画像

過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)

40℃以上のお湯を使い、食器や布巾、衣類の漂白に。食洗機洗剤・パイプクリーナー・洗濯槽クリーナー・洗濯洗剤としても使えます。塩素系のような嫌なニオイがありません。

715円〜4,620円(税込)

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セスキ炭酸ソーダ

軽い汚れの洗濯・浸け置き洗濯・住まいの掃除・食器洗いなど、マルチに活躍する定番のアルカリ剤です。水で溶いて「セスキスプレー」を作れば、台所のベタベタ汚れも楽に落とせます。

715円〜4,620円(税込)

炭酸ソーダ(炭酸塩)画像

炭酸ソーダ(炭酸塩)

重曹やセスキと比べてpHが高く、家庭用アルカリ剤の中では最も強力。洗濯用粉石鹸の助剤や、これ単体で「アルカリ洗濯」に。また、セスキ同様にアルカリスプレー作りに使えます。

605円〜3,740円(税込)

石けん百貨 アルカリ洗浄剤画像

石けん百貨 アルカリ洗浄剤

セスキ炭酸ソーダの進化版。炭酸ソーダを程よく配合して洗浄力をアップ! セスキの使いやすさそのままに、使用量は1/2になりました。台所のベタベタ油汚れなどに効果抜群。無香料。

825円(税込)

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メタケイ酸ナトリウム

過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)の効果を高めるアルカリ剤です。ほんの少し足すだけで殺菌漂白効果がぐーんとアップ。洗濯槽掃除や殺菌漂白の機会が多い、そんな方には殊にお勧め。

467円(税込)

3種類の過炭酸が効く!洗濯槽クリーナー画像

3種類の過炭酸が効く!洗濯槽クリーナー

素早く反応する速攻型。安定して働く通常型。他の2種が反応し尽くした後に働く遅効型。性質の違う3種の過炭酸ナトリウムがタッグを組んで汚れに働き、従来型の洗濯槽クリーナーと比べ、より長く安定した洗浄力を発揮します。

605円〜1,725円(税込)

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排水パイプクリーナー

排水パイプのヌメリやカビ、臭いを一掃! 発泡性過炭酸ナトリウムの細かな泡がパイプ内に広がり、酸化力で汚れを強力に分解します。環境に負荷を与えにくい成分で作られています。

242円〜4,400円(税込)

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基本のアルカリスプレー

セスキ炭酸ソーダを主成分としたスプレーです。台所や住まいの油汚れ・手垢汚れの拭き掃除に効果抜群。また、洗濯物のエリソデ汚れのプレケアにもどうぞ。

1,210円(税込)

アルカリ洗濯(セスキなど)

酸素系漂白剤(過炭酸ナトリウム)