アルカリとは

アルカリという言葉は、アラビア語で「灰」を意味する al qily に由来すると...

アルカリという言葉は、アラビア語で「灰」を意味する al qily に由来するとされます。もともとは陸海の植物の灰を指す言葉で、現在では主にアルカリ金属の水酸化物や、アンモニア・カルシウム・バリウムなどの水酸化物を指します。そのほか、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、リン酸ナトリウムなど「水に溶けてアルカリ性を示すもの」全般を指す言葉として用いられます。

アルカリは、私たちの生活に昔から深く関わってきました。苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)や苛性カリ(水酸化カリウム)は皮膚を溶かすほどの劇物ですが、石鹸製造になくてはならない物質です。また、炭酸ソーダ(炭酸ナトリウム)は、ガラスや塩化ビニールなどさまざまな化学合成物質の材料としても役立っています。性質が穏やかな炭酸ソーダなど、一般家庭でも掃除や洗濯に便利に使われてきました。

ここでは、そのようなアルカリ剤を使いこなすために覚えておきたい基礎知識や、汚れを落とす仕組み、アルカリ剤の歴史などを解説してゆきます。

参考文献

辻薦著「洗浄と洗剤」「暮らしの中の洗浄」地人書館

阿部芳郎著「洗剤通論」近代編集社

藤井徹也著「洗う」幸書房

奥山晴彦・皆川基編集「洗剤・洗浄の事典」朝倉書店

2009年11月11日