レースのカーテンや薄手のカーテンは家庭で洗濯できます。念のため、事前に取り扱い表示を確認しましょう。
特に汚れる環境でなければ、年に2回、例えば春と秋に洗えば十分です。
厚手のカーテンは特に取り扱い表示を良く確認して下さい。無理に洗うと縮んだり、生地の張りや艶が失われたりする事があります。
カーテンの洗い方
- 吊した状態のままハタキや洋服ブラシを掛け、塵や埃を払い落とす。掃除機を掛けて吸い取っても良い。
- カーテンレールからカーテンを外し、フックを取り外す。※フックは別に洗う。
- ヒダ山に合わせて屏風だたみにし、洗濯ネットに入れて洗濯機で洗う。
- 汚れがひどい場合は最初に2~3分洗って軽く脱水する。その後、洗剤液を作り直してしっかり洗う。
- 20秒~30秒脱水する。脱水できない場合は、2本の竿かロープを使い、M字型になるように掛けて水気を切る。
※屋外に干すときは直射日光を当てないこと。(色あせ防止) - カーテンを洗っている間にカーテンレールの掃除をしておく。
- 水の滴が垂れない程度に乾いたら、別に洗ったフックを取り付け、カーテンレールに吊して乾燥させる。
- 水気が多いようなら、カーテンの下にレジャーシートやタオルを敷いておく。(水濡れ防止)
洗剤の選び方
特に酷い汚れが無い場合には、セスキ炭酸ソーダ等のシンプルなアルカリ剤や、セスキプラス、ナチュウォッシュ等で洗います。
全体的にかなり汚れている場合には、粉石鹸でしっかり洗うとスッキリします。
部分的に汚れている時は、固形石鹸を付けて洗濯ブラシで軽く擦り洗いします。液体石鹸のスプレーを利用するのも便利です。
フックの洗い方
古ストッキングや、小型で目の細かい洗濯ネットに入れてまとめて洗います。バラバラのまま洗うと、洗っている間に排水口に落ちてしまう事があるためです。
- カーテンから外したフックを全てネットの中に入れる。
- ネットのファスナーを閉じ、石鹸を溶かしたぬるま湯の中で揉んだり振ったりして汚れを落とす。
- 水を替えてネットに入れたまま1~2回濯ぐ。
- 急いで乾かしたい場合はネットごとタオルに挟んでポンポンと手で叩いて水気を取る。
2019年12月改訂(2001年7月初出)