布ナプキンに残った染みが気になる時は以下の方法を試してみましょう。いずれの方法も、まずは浸け置きや普通の洗濯で一通りの汚れを落としてから行います。
目次
洗濯ブラシと石鹸で叩き洗い
染みの部分に洗濯用固形石鹸を塗りつけ、洗濯ブラシでトントンと叩くようにして洗います。ブラシでゴシゴシこすると布ナプキンの生地が傷むので気をつけましょう。
石鹸は牛脂や豚脂、パーム油主体の製品がお勧め。これらの石鹸は40℃以上のお湯を使うと高い洗浄力を発揮します。
酵素を利用
セスキプラスを利用
セスキプラスにはタンパク質や脂質の分解酵素が配合されています。セスキプラスを溶かした液にしばらく浸けておくと、それらが染み汚れ働いて染みを薄くできることがあります。
大根おろしを利用
大根に含まれる各種酵素の働きで染みが薄くなる事があります。
- 大根おろしをガーゼにくるむ。
- ガーゼの包みを染みの部分に置いて暫く放置し液を馴染ませる。あるいは包みで染みをトントンと叩く。
- 石鹸で洗う。
浸けおきを長めに
使用後の汚れ方がきついときは、浸けおきのアルカリ水溶液(炭酸ソーダ(炭酸塩)、セスキ炭酸ソーダの水溶液)に長めに浸けてみましょう。浸けおき液は1日1回を目安に作り替えて下さい。
過炭酸ナトリウム(酸素系漂白剤)で漂白
過炭酸ナトリウム水溶液で浸け置き
酸素系漂白剤の主成分である過炭酸ナトリウムで殺菌漂白する方法です。
具体的な方法は次のリンク先をご覧ください。
「過炭酸ナトリウムを使った洗濯アイディア」
過炭酸ナトリウムを直に振り掛け
染みの部分に炭酸ソーダ(炭酸塩)やセスキ炭酸ソーダの水溶液を吹き付け、その上に過炭酸ナトリウムを振り掛けて暫く放置してから濯ぐ方法もあります。
かなりきつめの染みにも効果がありますが、その分生地を傷める可能性があるので要注意です。
※注意:洗っていない布ナプキンの血液汚れに過炭酸ナトリウムを直接振りかけるのは止めましょう。布地がひどく傷むことがあります。
煮洗い
ホーローなど火に掛けられるコンテナに布ナプキンと石鹸を入れてゆっくりと加熱します。熱による殺菌も期待できる方法です。
※参考→「煮洗いの方法」
熱に弱い生地を使っていたり、防水布が入っていたりする布ナプキンに煮洗いはお勧めしません。防水布は化繊なので熱で変質する恐れがあります。
煮洗いできる素材かどうか迷ったときはメーカーに問い合わせてみましょう。