実験:アサガオ色水の色を変える

アサガオの花とアルカリ・酸を使った実験です。夏休みの自由研究にもどうぞ。

朝顔色水:実験の材料と方法

用意するもの

実験方法

  1. 容器に水を入れ、朝顔の花をその中で揉んで色水を作る。
  2. 色水に酸を少し入れると、水溶液の色がピンクっぽく変わる。
  3. 酸の量を増やすにつれてピンク色が次第に鮮やかになる。
  4. ピンク色になった水溶液に、今度はアルカリを少し入れる。
  5. 炭酸飲料のように水溶液が発泡し、色は青みが増す。
  6. アルカリを足してゆくと発泡が続き、青みも次第に濃くなってゆく。
  7. アルカリを足し続けるとある時点で発泡しなくなり、水溶液の色も変化しなくなる。
  8. 上記の水溶液に酸を入れると発泡が復活し、色はふたたびピンク寄りになる。

色水の色が変わるのは何故?

アントシアニンの仕業

アサガオの花色はポリフェノールの一種であるアントシアニンという色素が元になっています。

アントシアニンは黒米や紫キャベツ、ブルーベリーや赤ジソなど多くの植物に含まれます。水の中でアサガオの花を揉むと、花の細胞が壊れてアントシアニンが出てきて水に色が付くのです。

pHによって発色が変わる

アントシアニンは、まわりのpHが低い(酸性に傾く)と赤色を呈します。逆に、pHが高い(アルカリ性に傾く)と青色を呈します。

アサガオの色水に酸を入れるとピンクがかった色になり、アルカリを加えると青みがかった色になるのはこの為です。

朝と昼以降で花の色が違う理由

青いアサガオの花色は開花したての早朝には真っ青ですが、時間の経過とともに青みが薄れます。そして咲き終わりにはピンクがかった色になっています。

これもpHの変化が原因です。

青いアサガオでは、花びらの細胞内の液性が早朝にだけ弱アルカリ性に傾きます。その為アントシアニンが青色に発色して青い花が咲きます。

ですが時間が経つと花びらの細胞内の液性は弱酸性に戻ります。するとアントシアニンの発色が変化し、花色が青からピンクへと変わるのです。

発泡するのは何故?

「酸+アルカリ」で炭酸ガスが発生

酸を入れた色水にアルカリを入れると炭酸飲料のように発泡します。それは、酸とアルカリが反応して炭酸ガス(二酸化炭素)が発生する為です。

終わった発泡を復活させる方法

発泡はある時点で終わり、それ以後はいくらアルカリを足しても泡立ちません。

これは、液の中にアルカリと反応できる酸が残っていないのが原因です。アルカリを加え続けたことで水溶液の中の酸が反応し尽くし、無くなってしまったのです。

アルカリを加えすぎて発泡しなくなった水溶液に酸を足すと再び泡立ち始めます。これは新たに加えた酸が水溶液の中で余っているアルカリと反応する為です。

2020年11月改訂(2010年7月初出)

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