添加剤(1)蛍光増白剤

蛍光増白剤

染料の一種で、太陽光のなかの目に見えない紫外線を吸収して、目に見える青色の光(蛍光)を放出する物質です。青色の光が白布の黄色みをうち消し、見た目に白さが増して見えます。蛍光増白剤は漂白剤と違って、汚れを無色にするのではなく、黄色みを打ち消して白く見せるものです。

このような性質を持った物質であるため、蛍光増白剤を配合した洗剤で衣料を洗うと、白物は輝く白さをみせますが、淡色の衣料は本来の色と違った色になり、生成(きなり)の衣料は白くなってしまいます。このように、使用するにあたって注意が必要なため、洗剤に配合する場合には必ず「蛍光剤配合」と成分表示することになっています。

安全性については、現在使用されているものについては、急性毒性、慢性毒性、発ガン性などの問題はないとされていますが、量により人により、皮膚刺激やアレルギー反応を起こすことも考えられるので、通産省通達により、家庭用品については蛍光増白加工は必要最小限にとどめ過剰加工にならないこと、乳幼児用製品についてはできる限り避けること、とされています。食品衛生法では、食器、器具、容器等への使用を認めていません。また、日本薬局方では、脱脂綿、ガーゼには蛍光をみとめないこと、とされています。

環境への影響については、蛍光増白剤の原料であるスチルベンに環境ホルモンとしての作用があると考えられており、まだ十分に解明されていません。また、蛍光増白剤は環境中ですみやかに分解するとされていますが、条件によっては残留して蓄積することもあると考えられ、実際に河川や海洋、地下水からも検出されています。

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