石けんを究める広場
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タイトルRe: 苛性ソーダは?
記事No: 1693 [関連記事]
投稿日: 2008/03/25(Tue) 15:35
投稿者ひなた

香子さん、こんにちわ。ひなたと言います。

> 私が「無添加の石けん」の話をしていると、石けんを手作りしたことのある方から、「石けんは苛性ソーダのような劇薬を使って作る化学合成されたものだ」との指摘を受けました。

その言葉を仰った方がどのような意図で苛性ソーダのような劇薬云々という言葉を使われたのかよく分かりませんが、
字面だけ見れば「その通り」ではあります。
石けん作りには毒物劇物取締法の「劇物」に当たる苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)を使いますし、
石けんは確かに化学的に合成されたものなので。

ただし、だから石けんは危険だ、ということにはなりません。
油脂と反応した苛性ソーダはすでに苛性ソーダではなくなっていますから
苛性ソーダという劇薬が石けんを使う人の肌に直接触れることはありません。
作り方が未熟で苛性ソーダが沢山残っている粗悪な石けんを
それと知らずに使うことは危険だと思いますが、
それは粗悪品だから危険なのであって石けんだから危険なのではない。
苛性ソーダを使う石けん工場の現場にいる人や、
自宅で石けん作りをする人には充分な安全対策が必要ですが、
出来上がった石けんそのものはごく安全な類の物質です。

ちなみに、強酸である塩酸と強アルカリである苛性ソーダは
どちらも取り扱いに非常に気を遣わねばならない危険な物質ですが、
この2つを反応させると、ごく普通の食塩と水になります。
逆に、苛性ソーダは食塩を電気分解して作られますが、
塩が原料だから苛性ソーダも安全かというと全くそうではないわけです。
化学合成品の安全性は、そのものの性質を持って決めるべきであって、
その化学合成品を得るために使われた原料の性質を云々しても意味がありません。

というようなことを伝えてあげれば良いのではないでしょうか。
以下のページも参考になると思います。

 石けんライフのQ&A  石けんは化学物質ですか?
 http://www.live-science.com/honkan/qanda/basic18.html
 
苛性ソーダは強アルカリの化学的性質を利用して、金属の溶解や精製、不純物の除去、漂白、
中和、軟化などに使われます。身近なところでは、乳化作用と洗浄作用を活かして
スナック菓子のプレッツェルの生地の仕込みや、マウスウォッシュの原料として使われたりもします。
上水道・下水道や工場排水の酸を中和する中和剤としても使われています。
劇物と言われるとドキッとしますが、意外に身近な存在なんですね。

以上、ご参考になれば幸いです。


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