ニセ科学と石けんの諸問題 -重曹の科学と重曹電解水について-

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まんが重曹電解水物語

ある日、私の家へ電話がかかってきました。「奥様ですか? 重曹を使ったお掃除に興味はありませんか?」

「ありますとも!!」

電話の相手は、40代くらいの女性。

私が重曹に興味があるとわかると、嬉しそうに重曹の話を始めようとしたので、それをちょっとさえぎって、「あの、重曹のpHはどれくらいかご存知ですか?」と軽く聞いてみました。

「通常の科学の世界では、重曹のpHは8.2で、11.2というのは炭酸塩ですね」と指摘してみました。すると…

と嬉しそうな言葉が返ってきました。

「重曹って、NaHCO3ですが、加熱したり電気分解するとH(水素)が外れて、Na2CO3になるんですよね。Na2CO3って、炭酸塩なんですよ。重曹を電気分解するエネルギーを考えると、最初から炭酸塩を使ったほうがいいんじゃないですか?」と、静かに申し上げました。

す〜る〜と〜、彼女はさらにこう答えました。

「マイナスイオンと、陰イオンの違いはご存知ですか?」 と、私。

イオンとは電荷を帯びた原子や原子がいくつか集まったもののことです。
電子を失って正の電荷をもったものを陽イオン、電子を得て負の電荷をもったものを陰イオンといいます。 「マイナスイオン」は自然科学の用語ではなく、疑似科学用語といわれています。化学の分野では、陰イオンはネガティブイオンまたはアニオンと表現します。

「えっと、私たちはそんな風に科学的なことを専門でやってるわけじゃないので…。貴重なご意見ありがとうございました!!」 と、電話は切られてしまいました。

ニセ科学商品の勧誘の電話がかかってきたら、よく調べて科学的に対応しましょうね!

『漫画家・赤星たみこさんの実際の体験をもとに作成したものです』

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