ニセ科学と石けんの諸問題 -重曹の科学と重曹電解水について-

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洗浄力と「マイナスイオン効果」

電解水や電解水を使用した製品には「マイナスイオンの働きで石けんや合成洗剤と変わらぬかそれ以上の洗浄力がある」という謳い文句がよく使われています。しかし「マイナスイオン」は今や多くの専門家がニセ科学であるとしてきっぱりと否定しています。

マイナスイオンブームの火付け役が2007年にデータ捏造問題で放映が打ち切られた「あるある大辞典II」の前身「あるある大辞典」だったことを考えれば、その怪しさにも納得がゆきます。マイナスイオンの問題について、詳しくは「マイナスイオン批評特集」をご参照ください。

それでも「科学者がどう言おうとマイナスイオンには驚異的な洗浄力がある」と主張したいなら、販売者はそれを証明する客観的なデータを消費者に示すべきです。が、今のところそのようなものは見当たりません。

「洗浄力テスト結果」を掲載している販売サイトなどはありますが、そもそも洗浄力テストの条件設定は非常に難しく、自分に都合の良い結果を容易に出せるものですから、素人がその問題点を見抜くことはほぼ不可能です。

ただ、重曹電解水のような無駄な商品の販売を手がける会社が行った洗浄力テストだということを考えれば、そのテスト結果が信頼に足るものかどうかは簡単に判断がつくでしょう。

2006年11月、東京都生活文化局は「マイナスイオンをうたった商品」のインターネット広告について、不当景品類及び不当表示防止法の観点から調査を実施し、表示に関する科学的視点からの検証を行い、『「マイナスイオン商品」の効果・性能に関する表示は、一見、科学的な根拠に基づくかのように見えても、実際には客観的事実に基づくものとは認められないものでした』との見解を発表しました。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2006/11/20gbr500.htm

「たとえば、新聞の広告に、数十もの病気名をあげ、そのすべてに効くなどという、何とかイオン水などという代物も売られ、信奉している人がいるらしい。考えてももらいたい、いくらわれらの仲間が有能だとて、万病に効くなどというウルトラスーパーの能力の持主なんかいやしない。反対に、のんですぐコロリと死ねる有毒なイオンなら何種類かあるけれど。・・・」

米山正信著「イオンが好きになる本」講談社  まえがきより

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