ニセ科学と石けんの諸問題 -重曹の科学と重曹電解水について-

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電解水とは何か

「重曹電気分解洗浄液/重曹電解水(以下、電解水)」とは、重曹を精製水に溶かした液を電気分解して商品化したもので、最近では一般のスーパーなどでも見かけることがあります。そして、その液を作る機械が「重曹電解洗浄液生成器(以下、電解水生成器)」と呼ばれています。

重曹水を電気分解すると、炭酸ソーダ(pH11.2)の水溶液と重曹(pH8.2)の水溶液を混ぜたようなものができます。炭酸ソーダと重曹を半々に混ぜたら、セスキ炭酸ソーダ(pH9.8)と同じような物質になります。

重曹の電気分解液関係のサイトによれば、pH10.4とのことですので、重曹電解水はセスキ炭酸ソーダより炭酸ソーダの割合が多いアルカリ水溶液ということができます。

重曹は加熱すると二酸化炭素と水を失って、徐々にセスキ炭酸ソーダ→炭酸ソーダに変化しますから、洗浄剤としては加熱した方が効果は高くなります。しかし、加熱する手間を考えたら、最初からセスキ炭酸ソーダや炭酸ソーダを使った方が無駄がないということになります。

大層な機械を1時間以上動かした結果、でき上がるのがごく平凡なアルカリ溶液であるとは、高いお金を出して生成器を買ってしまった方にとってはショックな話ですが、しかし化学的に見て全くの事実なのです。

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