石けん百科トップへ 本館入門編基礎知識編実践編アルカリと洗浄達人洗濯講座石けんライフのQ&A石けんライフのパートナーたち理論編
別館合成洗剤の基礎知識鳥羽の海から資料編
参考図書リスト石けん楽会(BBS)究める広場(BBS)リンク会社案内メールマガジンバックナンバー百科&百貨通信石けん百貨(通販)
目次 理論編タイトル
石けんとその製造方法
界面活性剤の作用と洗浄のメカニズム
助剤について
硬水と軟水
石けんカスと酸性石けん
脂肪酸組成と石けんの性質

洗浄における界面活性剤のはたらき

洗浄のときに、界面活性剤がどのようにはたらくのかを考えてみましょう。

洗うためには、まず洗浄液で洗うものをぬらさなければいけません。 界面活性剤は表面張力を低下させるので、ものがぬれやすくなります。

洗うものが良く濡れたら、次に、汚れをものから引き離し、水中に浮かべて、 再付着しないようにすることが必要です。 界面活性剤は汚れの表面に吸着して、汚れと水との間の表面張力を小さくするので、汚れがものからはがれて水の中に浮き上がろうとします。 (この現象をローリングアップといいます。) そして、もんだりこすったりする機械力も手伝って、汚れが水中に浮き上がると、乳化、分散、可溶化というはたらきによって水の中に安定に浮かび、 汚れの表面と洗うものの表面はどちらも界面活性剤の分子に覆われるので、再付着しにくくなるのです。

このような、界面活性剤のはたらきが十分に発揮されるためには、界面に吸着する活性剤分子の数が十分になければなりません。 それ以上吸着できる界面がなくなって、界面活性剤どうしで集まりはじめる濃度、つまり臨界ミセル濃度以上なら、ミセルを作っている分子が、汚れが浮き上がってできた新しい界面に吸着できます。 ですから、効果的な洗浄のためには、臨界ミセル濃度以上の濃度が必要なのです。

前へ
石けん百科トップへ
理論編トップへ
次へ