石けん百科トップへ 本館入門編基礎知識編実践編アルカリと洗浄達人洗濯講座石けんライフのQ&A石けんライフのパートナーたち理論編
別館合成洗剤の基礎知識鳥羽の海から資料編
参考図書リスト石けん楽会(BBS)究める広場(BBS)リンク会社案内メールマガジンバックナンバー百科&百貨通信石けん百貨(通販)
目次 理論編タイトル
石けんとその製造方法
界面活性剤の作用と洗浄のメカニズム
助剤について
硬水と軟水
石けんカスと酸性石けん
脂肪酸組成と石けんの性質

脂肪酸組成と石けんの性質

■ 各単体脂肪酸の石けんに与える性質

単一の脂肪酸のみで作られる石けんはありませんが、各脂肪酸で石けんを作ったときに現れる石けんの性質をまとめてみました。

ラウリン酸ナトリウム(C12
固い石けんであり、冷水にもよく溶け、耐硬水性も良い。
起泡力に富み、良好な泡を大量に生成する。
洗浄力は、もっと炭素数の多い脂肪酸よりも劣る。皮膚刺激がややある。

ミリスチン酸ナトリウム(C14
ラウリン酸より水溶性が劣るが、泡のきめが細かく持続性が良い。

パルチミン酸ナトリウム(C16
50℃以上で水に溶け、洗浄力を発揮する。

ステアリン酸ナトリウム(C18
60℃以上で水に溶け、洗浄力を発揮する。耐硬水性は悪く、起泡力はきわめて貧弱である。
固い石けんである。高温では洗浄力が高い。

オレイン酸ナトリウム(C18:1)
ステアリン酸と炭素数は同じだが、不飽和結合を含むため、水溶性が良い。
冷水にも良く溶け、洗浄力を発揮する。耐硬水性が良く、泡立ちも良い。柔らかい石けんである。

リノール酸ナトリウム(C18:2)、リノレン酸ナトリウム(C18:3)
オレイン酸石けんよりもいっそう軟質で水溶性も良いが、洗浄力は悪くなる。
リノレン酸は酸化しやすく、洗浄力にも寄与しないので、石けんの主原料とされることはない。

リシノレン酸ナトリウム
ヒマシ油中にのみ存在する特殊な脂肪酸で、硬くて水に溶けやすい石けんとなる。
洗浄力、起泡力は弱いが、透明石けんの原料として用いられる。

前へ
石けん百科トップへ
理論編トップへ
次へ