粉のまま振り掛けて使うのが効果的です。大きめのシェーカーのような容器に入れておくと使いやすいでしょう。
調味料の一種「塩コショー」の空容器を再利用するのも便利です。
皿洗いに
ソフトなクレンザーとして使えます。スポンジに付けた石鹸・洗剤だけでは落としにくいこびり付き汚れに重曹を振り掛けて擦り落とします。
しっかり擦りたいときはぼろ布などを指に巻き付けて擦ると力を込め易くなります。
コゲ落としに
コゲついた鍋やフライパンに水を張り、重曹を小さじ2程度入れて沸騰させます。そのあと火を止めて数時間放置するとコゲが浮き上がってきます。
それでも残るガンコなコゲ跡は、再度重曹を振り掛けてタワシなどでこすってみましょう。
ただし、アルミ製の器具はアルカリで黒ずむのでこの方法はおすすめしません。アルミニウムはアルカリに弱いためです。
詳しくは「煮洗いの鍋はアルミ鍋ではなぜだめなの?」をご覧下さい。
ガスレンジ周りやレンジフードの油汚れに(やや柔らかめの油汚れ向き)
重曹を振りかけて油としばらく馴染ませておき、そのあとこすると重曹が油を取り込んでポロポロと剥がれてきます。これをぼろ布や硬い紙でこそげ取ります。
重曹を油に馴染ませるとき、あまり水を使わないのがコツ。
ただし、固くこびり付いて樹脂のようになったガンコな油汚れは、炭酸ソーダ(炭酸塩)やセスキ炭酸ソーダの水溶液を使うのがお勧めです。
クレンザー代わりに
鍋やシンク磨きに。コーヒー、紅茶のシミ、茶シブ、タバコのヤニなどにも重曹をこすり付けて磨くとよく落ちます。ただし傷が付きやすい物には使わないで下さい。
ステンレスのスプーン、フォークの曇りに
重曹を溶かしたお湯にアルミ箔を敷き、その上曇りの生じたスプーン、フォークを置いて数時間浸けておきます。そのあと水で洗い流すと輝きが戻ります。
臭い消し
魚や肉の生臭さが残ったまな板は、重曹を振りかけてタワシで洗うとすっきりします。手に残った魚や肉の臭いも重曹で洗うと消えます。
魚焼きグリルに
魚を焼くときは下のトレイに水を入れますが、そこに水の代わりに重曹を敷き詰めておきます。
臭いが軽くなり、洗うときはその重曹で洗えます。トレイに敷いた重曹は2~3回使い回せますが、1度使ったらその重曹で洗うようにするほうが衛生的です。
※重曹は熱せられると分解し、その一部が炭酸ソーダになります。洗浄力はアップしますがその分皮脂もよく落とすので、手荒れしやすい方はゴム手袋をするほうが安心でしょう。
脱臭剤に
カップや空きビンに1カップくらいの重曹を入れ、冷蔵庫や食器棚の中にフタを開けたまま置いておきます。脱臭効果がなくなったら掃除や洗い物に使いましょう。
台所のゴミ箱や生ゴミバケツの底に重曹をあらかじめ一掴みくらい入れておくのもお勧めです。
悪臭が立ちにくくなり、ゴミから出る水分も少しくらいなら吸い取ってくれます。ゴミ箱を洗うときはその重曹で洗えます。