● お酢で石けんと合成洗剤を見分ける実験
お酢を使って、石けんと合成洗剤を見分ける簡単な実験方法(お酢実験)を紹介します。(簡易実験なので、あくまでも一つの参考としてご利用ください。)
透明なコップやボトルに水を1/3くらい入れて、そこに調べたいシャンプーや洗剤や石けんを溶かします。泡が出るまでかき混ぜたら、今度はその中にお酢をたらして混ぜて、泡の様子を見ます。
- 泡が消えて白く濁る → 石けん
(石けんは脂肪酸とアルカリの結びついたもの。酸性のお酢がアルカリを中和して、白い脂肪酸が出てきます。石けんが分解されて界面活性作用が消えるので、泡がなくなります。)
- 泡が消えず、変化なし → 合成洗剤
(もともと中性の合成洗剤は、酸性のお酢とは反応しません。)
- 泡が消えずに白く濁る → 複合石けん
(石けんと合成洗剤が混ざっているので、両方が混ざった結果になります。)
ここで、アルカリ助剤の入った石けん(炭酸塩の入った洗濯用粉石けんなど)の場合は、少し注意が必要です。アルカリ助剤が入ったものでは、酸性のお酢が石けんのアルカリと反応するよりも先に、まずアルカリ助剤と反応するので、少しぐらいのお酢を加えただけでは、石けんの反応は出ません。なかなか泡が消えないため、「複合石けんでは?」と疑う人がいますが、そうではなく、アルカリ助剤の性質なのです。
(少しぐらい酸性のものが溶けても石けんが分解せず、界面活性作用が消えないということは、洗濯や食器洗いの時には、酸性の汚れに出会っても洗浄力が落ちにくいということになります。そのため、洗濯用粉石けんなどにはアルカリ助剤が配合されているのです。)
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