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● 洗濯をする女の白い脛に見惚れて墜落した久米仙人の話奈良県橿原市久米町には久米仙人が開基したといわれる久米寺があります。 兼好法師の「徒然草・第8段・色香の魔力」の中に久米仙人が空を飛んでいるとき、川辺で洗濯をする女人の白い脛を見て色欲を起こした途端に神通力を失って地上に落ちたという話がありますが、当時の洗濯はどのようなものだったのでしょうか。 フランス人ルブランが食塩を原料として炭酸ナトリウムを工業的に生産する画期的な技術を発明し(1787年)、石けんの大量生産が可能になるまでは、おもに灰汁(アク)のアルカリ性を利用した洗浄だったのです。 アルカリ成分は、汚れの中の油分と結びつき石けんを生成し、汚れを水に溶けやすくする力を持っています。 尿を分解したアンモニアや植物に含まれるサポニンという成分など自然界のいろいろな物質が洗浄剤として活躍していました。 ではまずアルカリについて考えてみましょう。 |
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