合成洗剤追放の原点・27

まず隣の人を変えよう

 愛知県下の市町村の企画・公害担当者のゼミナ−ルに講師として出席する機会がありました。約70人の出席者中、女性が7人おられ、その一人ひとりに「どの程度合成洗剤の害を認識してるか、せっけんを使っているか」という点について発言してもらいました。一人を除いて、まったくお話になりませんでした。合成洗剤の有害性についてはまったく気にしたことがない。せっけんは使ったことがないけど合成洗剤の方がよく落ちて使やすい。今日話を聞いてよくわかったから今度からは無リンを使ってみようと思うとか、(いったいこの人は何を聞いていたんでしょう!)・・・・・・なさけなくて、われわれの運動はどうなっているんだろうと、がっかりしました。一人だけがせっけんを使っているという人がいましたが、この人もどうやら立場上いやいや使っているのがみえみえで、かえって興ざめでした。

 一緒に講師として出席しておられた矢作川沿岸水質保全対策協議会事務局長の内藤連三氏も、市町村の担当者を熱心に教育して、2、3年かかってやっとどうにかわかってくれたと思うと、係が変わってしまって始めからのやりなおしということの繰返しだとなげいておられました。

 地方の時代という言葉はありますが、たとえ地方自治体といえども、その行政の姿勢を変えるためには国政を変えなくてはどうにもなりません。それよりまず隣の人を変えましょう。

 
前のページへ 
石けん百科トップへ
鳥羽の海からトップへ
次のページへ