洗剤には、主剤となる界面活性剤以外にも、さまざまな成分が配合されています。界面活...
洗剤には、主剤となる界面活性剤以外にも、さまざまな成分が配合されています。界面活性剤以外の配合成分には、ビルダー(助剤)と呼ばれるものと、添加剤と呼ばれるものがあります。
ビルダー(助剤)とは、それ自身は界面活性作用を持たないが、洗剤に配合されると洗浄力を著しく増強する物質です。ビルダーの作用には、アルカリ緩衝、硬度成分除去(水軟化)、重金属イオンの封鎖(キレート)、ミセル増強、などがあり、1種類の物質で複数の作用をあわせ持っていることもあります。通常、洗剤には、それぞれの機能をもつ物質が2~3種類配合されています。
添加剤は、ビルダーのように洗浄力を増強するというよりは、洗剤の性能を向上させたり製品の付加価値を高めるために少量配合されるもので、蛍光剤や酵素、再汚染防止剤、漂白剤、香料などがそれに当たります。
石けんにも助剤や添加剤が配合される場合がありますが、その種類は限られています。しかし、合成洗剤の場合、配合されるビルダーや添加剤の種類はきわめて多く、中には、安全性や環境への影響に疑問のあるものも少なくありません。次節以降、洗濯用合成洗剤に使用される主なビルダーと添加剤について解説します。



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